進盟ルームの原理

進盟ルームに入るとすぐに体温が上がります

なぜ体温が上がるのか。これを説明するのはまだ仮説の段階です。今のところこのように考えられるということをご説明します。

進盟ルーム内の気圧が下がると、生体防御機構が働いて、薄くなっていく酸素を精一杯取り入れようとする状態になります。そのような状態から、気圧をもとに戻し、酸素濃度をもとに戻せば、酸素に関して飢餓状態になっていた細胞は、勢いよく酸素を取り込みます。酸素呼吸では、ブドウ糖と水と酸素が反応すると、熱が生まれ、ATP(アデノシン三リン酸)というエネルギーが生み出される仕組みになっています。

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普段、からだは必要とされる分だけ酸素呼吸しています。 ところがこの進盟ルームに入ると、ただ座っているだけなのに、普段よりも多く酸素を取り込むために、酸素呼吸が普段よりも活発に行われているのではないか。そのため、熱がたくさん発生して体温が上がっているのだと考えています。さらに、もし、酸素呼吸が活発に行われているなら、ATPもたくさんつくられていることになります。

ATPは体の中でいろいろなことに使われるエネルギーです。通常、体温が上がるときには、心拍数や呼吸数が増えます。マラソンすることを考えて下さい。体温が上がりますが、心拍数や呼吸数が増えて、やがて疲れてしまいます。

つくられたATPは消費されていきます。ところが、進盟ルームの中では、体温が上がっても心拍数や呼吸数が増えることはありません。これはつくられたATPがそのまま消費されないことを意味しているのではないか。もし、ATPがたくさんつくられて消費されないなら、そのATPは、元気になっていただくために使われるのではないかと考えています。

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